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中小企業診断士はセカンドキャリアに役立つ資格!役立つ理由も解説

「中小企業診断士はセカンドキャリアとして役立つの?」

「取得するとどんなメリットがあるの?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか。

結論からいいますと、中小企業診断士はセカンドキャリアに非常に役立つ、非常におすすめの資格です。

この記事では、中小企業診断士がセカンドキャリアに役立つ理由を詳しく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

中小企業診断士とは

中小企業診断士は日本で唯一に経営コンサルタントに関する国家資格です。
取得することにより、経営に関する幅広い知識が身につくため、さまざまな観点から企業にアドバイスができるようになります。

中小企業診断士には弁護士や司法書士に見られる「独占業務」はなく、資格を持っていなくても経営コンサルタントをすることは可能です。

しかし、試験そのものが高難易度の国家資格であるため、中小企業診断士を取得していれば顧客からの信頼や安心感を得ることができます。


近年においては取得の勉強をする人も増えており、取得したい資格ランキングでは常に上位に入る人気資格です。

中小企業診断士がセカンドキャリアに役立つ4つの理由

中小企業診断士の資格は、定年後などのセカンドキャリアにおいて非常に役立つ資格です。

ここでは、中小企業診断士がセカンドキャリアに役立つ具体的な理由を以下の4つ紹介します。

  • 定年後に独立も可能
  • 再就職に有利
  • 人脈の幅が広がる
  • 前職を活かして働くことができる

定年後に独立も可能

中小企業診断士として独立して開業して働く場合、定年はありません。

企業で勤めるよりも長く働けるため、長期間に渡り収入を得ることが可能になります。
また、得られる収入もシルバーセンターなどで働く場合に比べて高いです。

そのため、中小企業診断士を持っている方は、定年後にセカンドキャリアとして独立するケースも少なくありません。

再就職に有利

セカンドキャリアとして新たな就職先を探す場合、経験ももちろんですが資格の有無も重視されるケースがあります。

中小企業診断士を取得することで、企業の経営に関する法律や管理方法など多くの知識を得ることが可能です。
くわえて、多くの知識を得たことにより、経営の課題をさまざまな観点から判断できるようになります。

そういった能力をアピールすることで、他の人にはない知識や引き出しを持つ人材として評価されやすくなるので。再就職を有利に進めることができるでしょう。

人脈の幅が広がる

中小企業診断士は業務を進めるにあたり、多くの経営者と関わることになります。
また、行政書士など他の士業と連携することも少なくありません。

また中小企業診断士同士での勉強会や研修、交流会も多く実施されています。
中小企業診断士は誰でも受けることができる資格ということもあり、取得者が持つ経験や背景はとても多岐に渡ります。

このように、中小企業診断士は非常にさまざまな背景を持つ他者との交流が生まれる資格です。
そのため、資格の取得により人脈の幅を大きく広げることができます。

前職を活かして働くことができる

中小企業診断士が対応するクライアントにはさまざまです。
場合によっては、業界が持つ特殊性を踏まえた上で提案をする必要があります。

セカンドキャリアとして中小企業診断士となった場合、自身が働いていた業界の経験を豊富に持っています。
そのため、同業のクライアントに対し、業界の特殊性を踏まえた上での提案が可能です。

他の中小企業診断士にはできない適切な提案をすることができれば、クライアントから大きな信頼を得ることができます。場合によっては新たな仕事を得るきっかけにもなるでしょう。

このようにセカンドキャリアとして中小企業診断士をする場合、どのような業界であれ、前職の経験を活かして働くことが可能です。

中小企業診断士は定年前後でも取得は可能?

これまで説明してきたように、中小企業診断士はセカンドキャリアを築く上で非常に役立つ資格です。
前職での経験も活かせますので、定年前後で取得しても有効に活用することができます。

しかし、現実的に定年前後から勉強して中小企業診断士を合格することは可能か気になる方も多いのではないでしょうか。

結論からいいますと「合格する可能性は十分ある」といえます。

参考として令和2年度の中小企業診断士試験における一次試験合格者のデータを紹介します。

年代申込者数合格者数合格率
20歳未満1501912.7%
20~29歳3,28881624.8%
30~39歳6,1241,60926.3%
40~49歳5,8031,39824.1%
50~59歳3,66590624.7%
60~69歳1,01823723.3%
70歳以上1212016.5%
参考:https://www.j-smeca.jp/attach/test/r02/r02_1ji_toukei.pdf

データを見てもわかるように、受験者の半数以上が40歳以上の方です。
50歳以上の受験者も全体の23.8%となっており、少なくない人数が受験しています。

合格率に関しても「20歳未満」と「70歳以上」は低くなっていますが、その他の年代では大きな差はありません。
一次試験に関しては「年齢によって不利になるということはない」といえるでしょう。

次に二次試験におけるデータを見てみましょう。

年代申込者数合格者数合格率
20歳未満1119.1%
21~29歳82421826.5%
30~39歳212750123.6%
40~49歳210929614.0%
50~59歳15191439.4%
60~61歳451132.9%
70歳以上4124.9%
参考:https://www.j-smeca.jp/attach/test/r02/r02_2ji_toukei.pdf

二次試験に関しては50歳以上の方の合格率は、他の年代より低くなっております。
定年前後で中小企業診断士を受験する場合は、いかに二次試験の対策をとるかが重要といえるでしょう。

定年前後で中小企業診断士を取得するのは簡単ではありませんが、50歳以上の方でも100人以上の方が実際に合格しているのも事実です。

チャレンジする価値は十分あるといえるでしょう。

セカンドキャリアで中小企業診断士として活躍するためのポイント

ここでは、セカンドキャリアを中小企業診断士として活躍するためのポイントを以下の3つ解説します。

  • これまでの経験を活かす
  • 「読解力」「伝える力」を上げる

詳しく見ていきましょう。

これまでの経験を活かす

前述したとおり、中小企業診断士は今まで自身が積み上げてきたビジネスの経験を活かすことができますが、より磨き上げ「自身の強み」に変えることができれば、中小企業診断士として大きく活躍することもできます。

例えば、今まで経理や財務での勤務経験が豊富な方は「会計・財務コンサルタント」として活動するなどです。
また、自身が勤めてきた業界に特化した中小企業診断士になるのもいいかもしれません。

このように、これまでの経験を自身の強みにできるよう活動することで、中小企業診断士としてより活躍できる可能性は高くなります。

「読解力」「伝える力」を上げる

「読解力」や「伝える力」を上げるのも重要です。
この2つの能力は中小企業診断士の土台ともいえる能力になります。

読解力はクライアントの財務諸表などを正確に読み取るために必要で、クライアントの現状を正確に読み取れなければ、的確なアドバイスをすることはできません。

伝える力も読解力と同じくらい重要です。

クライアントの課題に対し、いくらよい方法を思いついたとしても、相手に正しく伝え納得してもらえなければ意味がなくなるからです。

上記の能力は、どちらかが欠けていてもクライアントから信頼を得ることはできません。
資格の取得前から日々積み重ねをおこない、能力向上に努めておくことで中小企業診断士として長く活躍することができるでしょう。

まとめ

中小企業診断士のセカンドキャリアにおける有用性について解説しました。

中小企業診断士は「定年後でも長く働ける」「今までの経験を活かすことができる」といったメリットがあり、セカンドキャリアとして非常におすすめの資格です。

試験は決して簡単ではありませんが、定年前後から勉強をして実際に取得した人もいます。
セカンドキャリアで、今までの経験を活かして活躍したい方はぜひチャレンジしてみてください。