中小企業診断士の講座はたくさんあるので、どれを受講したらいいか迷っている方も多いのではないでしょうか?ここではTACの評判や合格率などについて詳しく解説します。結論から言うと「スタディング」と「資格の大原」の講座をおすすめしますが、TACのメリットやデメリット、口コミについても触れますので、どの講座を受講しようか迷っている方はぜひ最後までご覧ください。
TAC(中小企業診断士講座)のメリット
TACの中小企業診断士講座には、テキストの充実度や講座の価格、模試の的中率の高さなど様々なメリットがありますが、ここでは「業界スタンダードのテキストで学習可能」である点と、「通学の割には安価」である点について解説したいと思います。
業界スタンダードのテキストで学習可能
中小企業診断士試験は一次試験の範囲が広く、効率的な勉強をすることが大切です。そのため、テキストの質は特に重要と言えます。
その点で言うと、TACは中小企業診断士講座の受講者数が多く膨大なデータをテキストに反映することができるため、テキストの質がとても高いです。
基本テキストは2色構成で見やすく、学習経験がない方にもわかりやすいように体系図なども盛り込まれています。
さらに、テキストをスマホやタブレットなどでも見ることができるため、通勤時間などのすき間時間を利用して学習することができます。忙しい社会人であっても学習しやすいツールが充実していると言えるでしょう。
通学の割には安価
通常、通学講座は通信講座よりも値段が高くなる傾向にあります。しかし、TACの中小企業診断士講座は、通学講座の割には安価となっています。
通学講座は講師に直接質問できますし、周りの受講生を見て良い刺激を受けるなどのメリットがたくさんあります。そのため、通学講座を希望している方で、少しでも価格を抑えたい方に向いていると言えるでしょう。
TAC(中小企業診断士講座)デメリット
TACの中小企業診断士講座には、メリットがたくさんある一方でデメリットも存在します。ここでは、「学習スケジュールの相談サービスが明記されていない」点と「合格率が高いとは言えない」点について説明します。
学習スケジュールの相談がサービスに明記されていない
先に触れたとおり、中小企業診断士試験は一次試験の範囲が広いため、スケジュールを立てて効率的に学習を進めることが大切です。
特に、社会人の場合は忙しい仕事の合間に学習することになるため、学習のペースを維持するためにもスケジュールを立てることはさらに重要となってきます。
とはいえ、中小企業診断士の学習経験が少ない方にとっては、どのように学習スケジュールを立てれば良いかわからない場合が多いでしょう。そんな時に頼りになるのが学習スケジュールの相談サービスなのですが、TACの中小企業診断士講座にはこの相談サービスがあるかどうか明記されていません。
これが明記されていないのは、学習者を合格させるためにトータルなサポートをしてくれているとは言い難いです。そのため、忙しい社会人の方や中小企業診断士の学習経験が少ない方でTACを活用する場合、自身でしっかりとした学習管理が必要になると言えるでしょう。
TACの合格率は12.5%で高いとはいえない
TACの2021年度中小企業診断士二次試験の合格者は200名となっています。一般社団法人 中小企業診断協会によると、二次試験の合格者は1,600人なので、TACの二次試験合格率は12.5%と考えられます。
引用 一般社団法人 中小企業診断協会HP 統計資料
https://www.j-smeca.jp/attach/test/r03/r3_2ji_toukei.pdf
診断士ゼミナールの合格率が35.2%なので、TACの中小企業診断士講座の受講者数が公表されていないため断言はできないものの、TACの合格率は決して高いとは言えないのではないでしょうか。
合格率35.2%の中小企業診断士ゼミナールを見てみるTACで合格するための勉強方法
ここでは、TACのメリットとデメリットを考慮して、TACでのおすすめの勉強方法をお伝えします。
先に触れたとおりTACはテキストの質が高く、学習経験が無い方でも分かりやすい内容となっています。さらに、通学することで講師に質問できるため疑問点を解消しやすく、他の受講生と交流することでモチベーションアップにもつながります。
そのため、おすすめの勉強方法としては、できるだけ通学して疑問点を解消しながら学習する方法です。なお、時間を確保しづらい社会人の方は、通学と通信を組み合わせて学習するのが効果的です。月に1回でも通学することで、疑問点の解消とモチベーションの維持につながりますので、可能な限り通学するのが良いでしょう。
TAC(中小企業診断士講座)の口コミ(評判)
ここでは、TACで合格された方の口コミをご紹介します。社会人など時間の制約がある方が効率的な学習をおこなうためにTACを利用しているケースが多いようです。
子供が小さいこともあり一年で絶対合格したいと思っていたので、ストレート合格でき良かったです。
3年目は2次での独学スタイルに限界を感じ始めていましたので背水の陣と考えてTAC2次上級本科生を受講しました。3年かかりましたが合格できて目の前が開けた感じがして本当に嬉しかったです。
仕事をしながらの勉強は大変でしたが有意義でもありました。
1次試験に向けて講義を1.5倍速で聞き、アプリの問題集を通勤時間などを中心に行いました。アプリの問題集では、学習者とのランキングが(勉強時間など)が生じされ、これがモチベーションとなりました。
TACの効率的な講義でストレート合格できました
引用 TAC合格者体験記
https://www.tac-school.co.jp/kouza_chusho/chusho_voice.html
まとめ:「スタディング」と「資格の大原」がおすすめ
ここまで、 TACの中小企業診断士講座の口コミや合格率、メリットやデメリットについてまとめました。TACの中小企業診断士講座はテキストの質が高く、通学の割に安価であるなどメリットもたくさんある一方で、デメリットも存在します。
そこでおすすめしたいのが、「スタディング」と「資格の大原」です。
スタディングはオンライン完結型の講座で、費用もかなり安価に抑えられています。また、AIでのスケジュールサポートがあるため、通学講座にこだわりがない場合や、通学する時間を確保できない場合はスタディングをおすすめします。
一方、通学講座を希望する方には「資格の大原」がおすすめです。
資格の大原にはスタディングのような AIでのスケジュールサポートありませんが、講師のサポートが手厚いため個別に相談に乗ってもらえる可能性があります。
また、通学できなかった場合の振替制度やWEBでのフォローもありますので、社会人の方でも無理なく学習を進めることができます。
さらに、資格の大原は全国に校舎があり自習室を完備しているので、自宅やカフェ等で学習が難しい方におすすめです。
詳しくは以下をご覧ください。
中小企業診断士の講座選びで悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。