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大学生で中小企業診断士になるとどんなメリットがあるのか

「大学生で中小企業診断士の資格を取ると、どのようなメリットがあるのか?」

将来のキャリアアップに向けて、このように思う大学生の方もいるのではないでしょうか?

難関である中小企業診断士の資格を大学生で取得すると、将来に向けて様々なメリットが発生します。

資格取得自体の効果は勿論、資格取得のための勉強過程で、論理的思考や経営全般に関する知識が得られるからです。その知識は、今後の人生で役立つでしょう。

この記事では、大学生が中小企業診断士になることで、得られる4つのメリットについて解説します。

資格取得を目指す上での注意点や難易度もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

大学生が中小企業診断士になる4つのメリット

早速、大学生が中小企業診断士になることで得られる、4つのメリットについて見ていきましょう。

就活に有利

中小企業診断士の資格を取ることで、就活が有利に働きます。

中小企業診断士は、経営に関する国内唯一の国家資格です。履歴書の資格欄に「中小企業診断士」と書いてあるだけで、他の就活生と比べて差別化できるのは間違いありません。

企業は中小企業診断士の資格を持つ大学生に対して、以下のイメージを抱くでしょう。

  • 経営に必要な知識があるので、将来の幹部候補生として期待できる
  • 難関な試験を突破しているので、計画性、勤勉性があると評価される
  • 持っている知識をアウトプットできる能力があるので、即戦力として考えられる

周囲と被らない、独自性と希少性の要素を兼ね備えた中小企業診断士の資格は、就活で有利に働くはずです。会社の経営をともに支える仲間であり、手放したくない人材として企業に歓迎されるでしょう。

就職後のキャリアアップにつながる

中小企業診断士は、企業の経営課題に関して助言やアドバイスします。外部にお金を払って、コンサルティングを依頼する企業も少なくありません。

自社に専門家の立場で経営課題へのアドバイスができる中小企業診断士は、企業にとって大切な資産になります。

当然、会社への貢献度は高くなり、キャリアアップも容易になるでしょう。

中小企業診断協会が、資格取得時に勤務先から評価されたアンケートを実施した結果、以下の通り好意的な評価が全体の80.7%でした。

  • 「昇給・昇格した」6.1%
  • 「資格手当が支給された」13.1%
  • 「資格が生かされる部署に配置された」11.5%
  • 「上司・同僚から良い評価を得た」25.6%
  • 「関係先から良い評価を得た」24.4%

【出典】一般社団法人中小企業診断協会「『中小企業診断士活動状況アンケート調査』結果について」
https://www.j-smeca.jp/attach/enquete/kekka_r3.pdf

中小企業診断士の資格を持つ人は入社後、例えば他の新入社員と比べて以下のようになるかもしれません。

  • 新入社員研修時に、内容を把握しているので理解が早い
  • 勉強が苦でないので、社内奨励資格取得が容易
  • 上司から依頼させる仕事は新人特有の「作業的」な仕事ではなく、価値を生み出すための「考える」仕事が多い

資格取得に向けて体系的に学んだ知識やスキルを有する診断士は、ビジネスの場では活かせる環境が用意されています。仕事するうえで、モチベーションUPにつながるはずです。

将来の選択肢が広がる

大学生で中小企業診断士になると、将来の選択肢が増えるのは間違いありません。独立開業で、自由な働き方を手に入れることも可能です。

中小企業診断士は、独立しやすい資格といえます。仮に診断士として企業に就職しても、30.9%の人が将来独立したいと考えています。そのうち、独立開業したい時期は2年以内が19.4%、5年以内が64.8%です。

独立開業となると、自分が働いた分が収入に直結します。コンサルティング業務が年間稼動日数100日以上の診断士の年収は、「3,001万円以上」(構成比2.07%)を除くと平均793.4万円です。

【出典】一般社団法人中小企業診断協会「データで見る中小企業診断士~中小企業診断士アンケート結果から」
https://www.j-smeca.jp/contents/enquete/p06.html

また、いきなり独立するのではなく、会社に勤めながら副業として本業以外の収入を得る選択肢もあります。

人脈が増える

中小企業診断士の資格を持っていると、幅広い人生経験を持った方々と交流が深められます。普通の大学生では、なかなか経験できないでしょう。

人生経験豊富な方々と人脈を持つことはビジネスする上で大きな強みとなり、自分を成長させるはずです。

中小企業診断士は、横のつながりを持ちやすい特徴があります。他の士業と違い独占業務がないため、ネットワークを広く構築することが診断士として成功するうえで重要になるためです。

中小企業診断士は、具体的には以下の場所で人脈形成に役立てています。

  • 中小企業診断協会
  • 研究会(中小企業診断協会運営)
  • 診断士の有志団体活動

中小企業診断士の人脈を広げるメリットについては、以下の記事を参考にしてください。

大学生が中小企業診断士を目指すうえでの3つの注意点

大学生が中小企業診断士を目指すことには、少なからず注意点も存在します。ここでは、3つの注意点について見ていきましょう。

費用がかかる

1つめの注意点は、当然ながら費用が発生することです。

中小企業診断士になるための費用は、大きく2種類に分類されます。

  • 資格取得に向けて勉強するための費用
  • 受験するための費用

勉強方法は様々ですが、主に以下が一般的です。

  • 通学講座・・・10万円~30万円(大手から中小まで様々)
  • 通信講座・・・5万円~30万円
  • 独学(テキストや模試代など)・・・5万円前後

おすすめのテキストは以下にまとめていますので、ご覧ください。

受験するための費用(受験手数料)は、以下の通りです。

  • 1次試験・・・13,000円
  • 2次試験・・・17,200円

通学講座は高額ですが、サポートが手厚く最近ではオンラインで開催されているものも見受けられます。通信講座も、スマホやパソコンを前提にカリキュラムが組まれているものが少なくありません。

とはいえ、中小企業診断士の試験は難関です。独学は費用を抑えられますが、大学生が独自の勉強で中小企業診断士の試験に合格するのは、よほどでない限り難しいといえるでしょう。

勉強に費やす時間が多くなる

2つめの注意点は、資格取得の勉強に費やす時間を多く確保しなければいけないことです。中小企業診断士の資格取得には、一般的に約1,000時間必要と言われているためです。

単純に1,000時間を4年間で割ると、1日当たり6.8時間の勉強時間が必要になります。部活動やサークル、アルバイトと掛け持ちとなると、上記時間の確保は難しいといえるでしょう。

大学生活を楽しめるものについて我慢するなど、ある程度の犠牲は必要です。

実際のビジネスをイメージしにくい

3つめの注意点は、大学生が中小企業診断士の資格取得を目指す上で、実際のビジネスがイメージしにくいことが挙げられます。

中小企業診断士の受験科目の中には、「企業経営論」の経営戦略や人事・組織論など、実際にビジネスの現場で働いていないと理解しにくいものが含まれています。

反対に、社会人として会社に勤務していれば、自分の会社に置き換えてイメージできるので、大学生に比べてアドバンテージがあるといえるでしょう。

こればかりは経験が必要なので難しいですが、社会人の先輩や親などに、勤めている会社についてヒアリングしてイメージするのも一つの方法です。

大学生が中小企業診断士になる難易度は?

大学生が中小企業診断士になることは、どれくらいの難易度なのでしょうか?1次試験と2次試験の合格率から考察します。

1次試験

2021年度の中小企業診断士1次試験における、学生の合格率(申込者数に対する合格者数)は以下の通りです。

  • 申込者数・・・759人
  • 試験合格者数・・・140人
  • 合格率・・・18.44%

全体で見ると、以下の通りです。

  • 申込者数・・・24,495人
  • 試験合格者数・・・5,839人
  • 合格率・・・23.83%

【出典】一般社団法人中小企業診断協会「令和3年度第1次試験」
https://www.j-smeca.jp/attach/test/r03_1ji_toukei.pdf

学生の合格率が全体に比べて落ちる理由として、1次試験はビジネスに関する幅広い知識が必要であることが挙げられますビジネスに関することを勉強しても、実際に経験していない分理解が深まりにくいかもしれません。

ビジネスに関する幅広い知識を問われる1次試験は、大学生にとって合格するための狭き門であることがわかります。

2次試験

2021年度の中小企業診断士2次試験における、学生の合格率(申込者数に対する合格者数)は以下の通りです。

  • 申込者数・・・169人
  • 試験合格者数・・・36人
  • 合格率・・・21.30%

全体で見ると、以下の通りです。

  • 申込者数・・・9,190人
  • 試験合格者数・・・1,600人
  • 合格率・・・17.41%

【出典】一般社団法人中小企業診断協会「令和3年度第2次試験」
https://www.j-smeca.jp/attach/test/r03_2ji_toukei.pdf

1次試験と比べ、学生の2次試験合格率は全体を上回っていることがわかります。これについては、以下の理由が考えられます。

  • 大学生のほうが、2次試験までの学習時間を確保しやすい環境にある
  • 普段仕事が忙しい社会人は、1次試験で力を使い果たしてしまい余力が残っていないケースがある

難易度について詳細を知りたい方は、以下をご確認ください。

中小企業診断士の資格は大学卒業後に役立つ

中小企業診断士の資格は、大学卒業後にこそ役立ちます。社会人になりビジネスの現場に入れば、課題解決能力が求められます。課題解決には、論理的思考力が欠かせません。

中小企業診断士になることは、試験勉強過程において論理的思考力は十分鍛えられているといえます。

勉強過程で備わった論理的思考力は、ビジネスの現場では以下の特徴を生み出すでしょう。

  • 因果関係をはっきりさせたいので、ものごとについて常に疑問を抱く
  • 不確定な未来に期待しない
  • 多様な視点でものごとが見られる
  • 相手の気持ちに寄り添える

そしてビジネスに必要な、以下の力を向上させます。

  • 問題解決力
  • コミュニケーション力
  • 提案・プレゼン力

同僚と差をつけるのは勿論、やり方次第で先輩社会人を追い抜けるかもしれません。

まとめ

以上、大学生が中小企業診断士になることで得られるメリットについて解説しました。

経営に関する幅広い知識とスキルを有する診断士の資格は、今後のキャリア形成に役立つはずです。

また勉強する過程で培われた論理的思考力は、環境の変化が激しい今後のビジネスシーンで、大きな武器となるでしょう。

ぜひ、資格取得に向けて、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?